リサイクル紙を原料としたリサイクル繊維物質混和材(製品名:セルクリート)を混入した気泡モルタルによる注入充填工法です。
繊維物質を混入することにより、セメントミルク、セメントモルタル等従来の注入充填材料に比べ、耐水性・流動性・施工性を大幅に向上させました。
これにより、今まで困難とされていた滞留水のある管内への充填、200mを超す長大管の充填等の施工を可能にした工法です。
- 耐水性
- 流動性
- 施工性
水中での材料分離がほとんど無い為、滞留水がある内空への確実な充填が可能
分離性・流動性に優れ、長距離圧送・狭小部への充填が可能
材料分離が無く、流動性に優れているので、ホースの詰まりが無い。高い注入圧力を必要としないので、外圧管の破損、周辺地盤の隆起、注入材の地表面への噴出等に対処できる。
従来の『エアモルタル』・『エアミルク』などによる充填工事の欠点を改良したのが、『セルクリート』で、セルクリートとエアーによる複合効果により、軽量でブリージングが無く、乾湿繰り返し・凍結融解などに対する耐久性を向上させています。
材料分離抵抗性の向上による以下の特性があります。
- 水に強く、滞留水のある現場でも施工が可能
- 安定した長距離圧送、落差のある充填が可能
- 充填の中断、再充填及び吐出量の変速が可能
- 専用の起泡材を使用することにより、消泡を極めて少なくする事が可能
- 日施工量アップ、コスト削減が可能
専用の攪拌機やアジテーター、グラウトポンプなどにより行うので、大規模な現場はもちろん小規模のグラウト注入現場でも、車上プラントによる施工が可能なため、即日解放が可能になります。
残置管の充填・パイプルーフ鋼管充填・橋台の背面盛土・地下構造物の埋め戻し・軽量盛土等に利用が可能です。